このブログは「ぼく」が、FXの女神である「女神大先生」にFXを教えてもらう構成となっています。
「ぼく」と一緒にFXを教わりながら、FX取引に必要な知識と、FXの世界で生き残るための考え方を身に付け、FXを使ってお小遣いを貯めていきましょう。
一発逆転のギャンブルは置いといて、まずはお小遣いを稼ぐメンタルで進めるのが成功への近道です。
今回の内容:FXの基本概念、取引の仕組み、初心者に適した通貨ペアの選び方、スプレッドの重要性、意識すべき取引時間帯をサラリと紹介します。
FXを始める前に知っておきたいこと
「ぼく」はFXの概念すら分かっていない。
現代における賭博・ギャンブルと同じような認識だ。
とはいえ、それで生活をしているトレーダーと言われる人がいるのも事実である。
もしかしたら勝ちの戦略があるのかもしれないが、そもそもFXが分かってない。
FXは興味があるけれど、何から始めれば良いのか分からないなぁ。
ということで、FX女神大先生にズバ!っと教えてもらうとするか
ということで、今回はFX女神大先生に教えてもらおう!という計画だ。
お爺ちゃんから受け継いだノートを使えばFX女神大先生が出現してくれる…
はい。こんにちは。
今日からFXの勉強スタートですね。
FX初心者にも分かるように、
ズバっと基礎から「FXとはなんぞや」を教えてもらえますか?
基礎を勉強するのは大事ですね。
焦らずに一つずつ理解していきましょう。
では…
女神大先生はポケットからごそごそと紙切れを取り出し、ぼくへ差し出した。
その紙切れにはこう書かれていた。
今回の内容「FX取引について、何となく理解する」
1.FXって何?基本のキ
2.FX取引の全体の流れはシンプル
3.エントリーと決済の仕組み
3.初心者向けの通貨ペアを選ぶ
4.スプレッドと取引コストについて知る
5.取引時間帯のポイントを押さえる
今回は簡単に説明していきますね。
FXって何?基本のキ
FXは 「Foreign Exchange」 の略で、外国為替証拠金取引のことを指します。
簡単に言うと、異なる通貨を交換することで利益を得ることを目的とする取引です。
FXでは、一方の通貨を買って他方の通貨を売ることで取引を行います。
例えば、円と米ドルの取引では、米ドルを買い、円を売るという動作が発生します。
この交換レートの変動によって利益を狙うのです。
例えば、あなたが旅行先で使うために日本円を米ドルに交換したとします。
その時の交換レートが変動し、帰国後に再度日本円に戻した際にレートが上がっていれば、その差額が利益となるわけです。
とりあえず両替みたいなイメージで大丈夫ですよ。
次は取引についてです。
FX取引の全体の流れはシンプル
FX取引の基本は、「買う」「売る」の動作を行うこと。
そしてそれを何度も行うことになります。
取引を行うためには、まず口座を開設することが必要です。
これは銀行口座のようなもので、手続きが必要ですが難しくはありません。
口座が開設できたら、いくらか入金して「売買」を行います。
全体の流れは次のとおりになります。
- 口座開設
- 資金の入金
- 通貨ペアを選択し、エントリー
- 決済(利益確定または損切り)
- 出金(増えたお金を出金)
口座開設
口座開設は少し手間がかかったりするかもしれません。
初めてということもあり、心理的なハードルもあると思います。
ただし、入金して取引を開始するまでは手元のお金が減ることもないので、
頑張って口座開設だけでも進めてしまうのが良いかもしれませんね。
資金の入金
口座が出来たら入金方法を確認しながら、まずは少額を入金します。
入金が完了後、取引ツールから売買を行えるようになります。
一番最初は、入金も行わずにデモ口座で操作方法や取引の流れを確認できると安心できますよ。
エントリーと決済
通貨ペアを選んでエントリーします。
例えば「米ドル/円」の通貨ペアを選んで買います。
この「買う」ことを「エントリーする」「ポジションを持つ」といいます。
決済
エントリー後はタイミングをみて決済します。
プラスになっていれば「利確」になりますし、
マイナスになっていれば「損切り」といわれます。
なお、決済するまでは「含み益」「含み損」といい、その損益は確定していません。
決済取引を行うことで損益を確定させます。
出金
何度か取引を行い、無事に資金が増えたら出金を行います。
出金の頻度は各個人ごとによって異なりますが、ルールを決めて出金するようにすると良いでしょう。
最初は入金額の2倍になったら、入金額分を出金するという目標でも良いですね。
FX取引の全体の流れは以上です。
ここから少し補足していきますね。
エントリーと決済の仕組み
取引についてはイメージで捉えると分かりやすいかもしれませんので補足します。
エントリーと決済はセットで、エントリーしたものはどこかのタイミングで決済することになります。
エントリー時のレートと、決済時のレートで利益・損失が確定します。
「買い」の場合、よりレートが上がれば(チャートが上に行けば)利益となるわけです。
米ドル/円を「買い」でエントリーする場合のイメージ
「いまより上に行く」と思えば買って、値上がりしたら決済する(売る)流れになります。
もしマイナス方向に向かった場合は、損切りします。
なお、FXでは「売り」でエントリーすることも可能です。
「売り」でエントリーした場合は、下方向に行けば利益になります。
米ドル/円を「売り」でエントリーする場合のイメージ
初心者向け通貨ペアの選び方
取引を行う際には、通貨ペアの選んで購入(エントリー)すると述べました。
通貨ペアは2つの通貨を組み合わせたもので、米ドルと円の組み合わせ、ユーロと米ドルの組み合わせなどがあります。
数ある通貨ペアの中から選択することになりますが、この選択は非常に重要になります。
初心者には、米ドル/円の通貨ペアが馴染みがあるかと思います。
馴染みがあること=勝ちやすい では無いですが、イメージしやすいと思います。
ニュースで「1ドル〇〇円」ということを聞いたことがあると思いますが、まさにそれが米ドル/円のレートを伝えています。
初心者向けの通貨ペアは、日本円に絡む通貨ペアだと計算しやすいという点でオススメですね。
・USD/JPY (米ドル/円)
・EUR/JPY (ユーロ/円) など
国ごとの情勢、ニュースを得られやすいこともあります。
取引量の多い通貨ペアもオススメで、以下が挙げられます。
・EUR/USD (ユーロ/米ドル)
・USD/JPY (米ドル/円)
・GBP/USD (英ポンド/米ドル) など
取引量が多いと、トレンドが安定することもありますし、スプレッドも小さい(狭い)ことが多いです。
通貨ペアによっては特性があります。
値動きが穏やかなもの、荒いもの、ちょっとした癖があったりします。
「米ドル/円」の場合、国内FXの場合はスプレッドも小さく、取引量も多いのでトレンドもハッキリしていることが多いです。
ただ、ここ最近は値動きが大きいので、最初は少額で始めましょう。(2024.07現在)
ちょっと待ってください。
スプレッドって何ですか?
スプレッドは手数料みたいなものです。
これも重要なんですよ。
スプレッドは手数料
スプレッドとは買値と売値の差のことを指します。
これは実質的な取引コスト(売買手数料)となります。
スプレッドが小さいほどコストが少なくなるので、利益を出しやすくなります。
下図は、あるタイミングでの米ドル/円の売買ボタンのイメージです。
FXではこのように買いと売りのレートが若干ズレているのですが、この差額がスプレッドです。
米ドル/円のスプレッドの例 (ある時点の買値と売値の差額)
例えば、米ドル/円のスプレッドが0.4銭であれば、1万ドルの取引で実質40円のコストが発生することになります。
1円=100銭
0.4銭=0.004円
FXの業者によって「業界最狭水準のスプレッド」などのように宣伝に使うこともあるように、業者によりスプレッドは異なります。
また、通貨ペアによってもスプレッドは異なります。
米ドル/円のスプレッドは狭い(小さい)部類ではありますが、その中でもどれだけスプレッドを小さくするかで業者は競っていたりします。
スプレッドはFX業者や通貨ペアにより設定値は異なるため、
米ドル/円はスプレッドが狭い(小さい)けど、他の通貨はスプレッドが広い(大きい)可能性もあります。
売買したい通貨ペアや気になる通貨ペアがあるのであれば、口座開設前にスプレッドを確認しておいても良いかもしれません。
なお、トレードスタイルによってもスプレッドの影響は変わります。
1日に何十回も取引するのであれば、しっかりスプレッドを意識する必要がありますが、
数日で1回の取引であれば神経質になる必要は無いですよ。
とはいえ1年トータルで考えると、小さなコストでも積み上がっていくことになるので、出来るだけスプレッドは小さくしたいところですね。
FX市場は平日24時間営業中
続いて取引時間について。
株とは異なり、FXは市場(しじょう)が24時間動いています。(土日は休日)
朝でも夜でも、時間を気にせず市場へ参加できることがFXの特徴の一つでもあります。
24時間の中でも、値動きが活発になる時間があるので覚えておいてください。
日本時間でいうと夜9時~深夜2時頃がその時間帯です。
ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯がここです。
この時間は取引量が多く、値動きが活発で、大きなトレンドも生まれやすい時間帯になります。
米国での経済指標の影響で大きく動くこともあります。
値動きがあると怖い人という意見も耳にしますが、
値動きがあるところにはチャンスもあるものです。
※もちろん、暴落時や経済指標前後のギャンブル取引はオススメしていません
結局、初心者が生き残るには?
さて、FXの市場(しじょう)にこれから飛び込むことになります。
スポーツでも格闘技でも、テレビゲームやカードゲームでも良いのですが、
プロ同士の団体戦に初心者が飛び込むイメージで考えてみてください。
簡単なルールくらいは覚えておかないと、なぜ負けたのか分からずに負けそうですよね。
ビギナーズラックで勝ったとしても、2戦目は勝てるか分かりません。
あなたならどうやって戦っていきますか?
プロ同士の団体戦に参加?それ無理ゲーですよ
まあまあ、そう言わずに。
厳しい世界である、ということをまずは理解してもらいたいと思っての発言でした。
プロのトレーダー達、機関投資家と呼ばれる会社組織、大企業などなどが売り買いしている市場に身を投じることになるのですから。
まずは取引ツールの使い方など、大前提となる知識を覚えてつつ、
FX市場のプロ達が理解している基礎知識を身に付けていきましょう。
そして実際のトレードの中で、頭に入れた知識を活用できるようにしていきます。
ここから少し数字で説明してみます。
2022年に、FXの市場は1日あたりの取引高が平均7兆ドルを超えたという調査結果が出ました。
7兆ドルのうち、USD/EURが22.7%、USD/JPYが13.5%、USD/GBPが9.5%の割合だったので、
1日24時間で、米ドル/円(USD/JPY)はおよそ1兆ドルの取引高があるというのです。
1ドル140円で計算して、ざっくり140兆円ですね。
考えてみてください。
この市場に対して1億円の資金でトレードするとして、レバレッジ25倍で25億円。
この25億円を全額使っても、市場の大きな流れは変えられそうにないですよね?
ここで再度質問です。あなたならどうやって戦っていきますか?
うーん。コバンザメのように流れに付いていくとか?
そうなんですよ。
自分でコントロール出来ないものを何とかしようとは思わないこと。
市場の流れ・トレンドにどのように乗っていくか、が大切になってくるということですね。
戦略は色々あるのですが、今回は「トレンドフォロー」の戦略を挙げておきます。
大きな流れを把握して、その流れ(トレンド)に付いていく、これをトレンドフォローといいます。
長くなるので細かな解説は別の機会にしますね。
自分でコントロール出来ないもの
・市場の値動き
・各国の経済状況、金利
・要人の発言内容、経済指標の内容
・〇〇ショックの発生タイミング
・戦争や紛争
もちろん、自分がコントロール出来るものもあるので、
コントロール出来る範囲については上手く管理することを学んでいきましょう。
自分がコントロール出来るもの
・注文時の取引量
・利確や損切りの注文
・入金や出金手続き
・自身の心理状態
これらは、リスク管理・ポジション管理・資金管理・メンタル管理の方法を学んでいくことでコントロール出来るようになります。
最初は難しい部分もあると思いますが、日々学んでいきましょう。
とにかく、このFX市場という戦場の中では、生き残ることを最優先してください。
ちゃんと損切して、大負けしないこと。
初心者のうちは、負けてもかすり傷で済ませることを心掛けてください。
最初のうちは小さく丁寧に進めていきましょう。
期待値が高い・低いポイントがあるので、
期待値の高いところでのトレードを何度も何度も続けることで、利益が残っていくことになります。
最初は微々たるものかもしれませんが、積もり積もって大きくなっていくイメージですね。
ギャンブルトレードはオススメしませんよ。
第一歩としてはこのくらいでしょうか。
ダメージを少なくして、生き残ることを最優先にするんですね。
まとめ:少額から始めてみよう
全体の流れはこんな感じです。
最初は少額から始めて、勉強しながら慣れていきましょう!ということで。
全体の流れが分かった気がします。
復習しておきます!
では、今回はここまで。
ゆらりと空間が歪み、女神大先生は姿を消した。
今回の講義のふりかえり
ぼくは女神大先生の講義中にメモした内容を読み返し、今回教えてもらった内容を振り返った。
・FXは外国為替証拠金取引のことで、両替みたいなもの
・通貨ペアを選んで売買する(身近なものとしてUSD/JPYがある)
・スプレッドは手数料
・FXの市場は平日24時間で、土日は休み
・やっぱり勉強は必要
・個人投資家は流れに乗って稼いでいく(トレンドフォロー)
・生き残ることが大事
何となく理解できたかな。
トレード戦略も気になってきたけど…
今日は寝るか。